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アミノ酸の効果とは

アミノ酸の効果

体内で生成されたり、食物から摂取するアミノ酸にはどの様な効果が期待できるのでしょう。ここではアミノ酸が人体にもたらす効能について考えてみましょう。

そもそも三大栄養素にして生命現象の根幹を支えるタンパク質の主要な成分要素となるのがアミノ酸ですから、生命活動の全般に関与していると考えることも、あながち大げさではないでしょう。そういった意味では「タンパク質となってあらゆる効果効用の源になる」ということになるわけなのですが、一方で個々のアミノ酸が持つ効果というものも、世間ではよく取り上げられているようなので、ここで幾つかの代表的な例を見てみましょう。

グリシン、アラニン、アルギニン、プロリンといったアミノ酸は、人間のタンパク質の3割を占めるという「コラーゲン」に関わりが深く、アキレス腱などに代表される結合組織の強度を高めると言われます。具体的には身体の傷を治すのに役立つほか、美肌効果とよばれるものに代表されるような「皮膚の弾力性や強度」というものに深く関わっているようです。また、コラーゲンが周辺細胞に対して増殖や分化を促す機能をもつことから、結果として「皮膚の張りを保つ」とか「関節痛を和らげる」といった効果もあるようです。
(参考:日常生活とアミノ酸

同様に、イソロイシン、ロイシン、バリンなどが持つといわれる効果については「筋肉を作る」であったり「疲労を抑える」といった「筋肉に関する消耗の度合いを抑える効果」があると考えられています。これはそのまま、運動中に損なわれる筋肉が少なくなることを意味しているため、脂肪燃焼をより促進するのではないかと考えられますが、ダイエット効果に関する確固としたデータは残念ながら未だありません。

その他にも、リンパ球を増やしたり、内臓の状態を整えて免疫細胞を増やし風邪などをひきにくくすると言われるグルタミン酸や、脳の機能を助け、老化防止効果を持つといわれるセリン、あるいは精神や情緒の安定を促すとされるトリプトファンやフェニルアラニンなども有名です。

このように良いことづくめに思えるアミノ酸の効果ですが、一方では単体での毒性を持つものも多く、内因性の興奮毒として細胞死や抑うつなどの神経症に関わっていたり、過剰摂取によってアレルギーや肝硬変を誘引したり動脈硬化症や胃がんのリスクを高めるなど、マスコミが取り上げている「良い面」ばかりを鵜呑みに出来ない、隠された一面があると言えるようです。